露天風呂、うたた寝、書斎、囲炉裏、茶室。お部屋ごとに、コンセプトが異なる10の客室。[HATAGO井仙]は心で泊まる宿です。
懐かしい人と心ゆくまで
深くゆっくりと眠る贅沢
ハードカバーが似合う一夜
差しつ差されつ湯船で一杯
素足のサプライズ
館 内 旅籠探訪
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若旦那の旅籠日記
シャモニ・モンブラン研究旅行 5日目
昨日に引き続きの晴天に恵まれた今日、神田さんのご主人の運転でイタリアにやってきました。  関越自動車道とほぼ同じ全長11キロのモンブラントンネルはまさに国境の長いトンネルといった感じです。 市内からわずか20分のドライブでイタリアに到着です。 イタリアは町並み、言葉、人々。。。全てがフランスとまるで違う別世界でした。 神田さんの案内でいろいろなものを見聞きすることができました。 イタリアの湯治リゾートの施設やイタリアの墓地、町中に点在する遺跡や城跡の数々。 シャモニで30年間くらしてきた神田さんならではの幅広い知識でいろいろと教えていただきました。 車で1時間ほど走ると、ローマ時代の遺跡が数多く残る地方都市アオスタに到着しました。 ローマ時代の遺跡が町中に数多く残っているにも関わらず、市内は観光地化されておらず、まさに時が止まったような静けさと風情がある市内でした。 市内にはまだ発掘途中の現場が数多く点在しており、まるで道路の配管工事でもしているかのようには、掘り出したり、埋めてたりしていました。  またローマ時代に建てられた建物を改築して、アパートや店舗として利用している家もも数多くあり、2000年の歴史の手軽さ!?にビックリしました。 

昼食は神田さんがおすすめの、市内で一番にうまいと評判のレストランに連れて行っていただきました。 イタリアでは小麦粉の文化が進んでいるので、フランスとイタリアではパスタやピッザの味が全く違うと話していたとおり、やはり本場で食べるイタリア料理は一味もふた味も違っていました。 芯をちょっと硬めにゆで上げる「アルデンテ」に仕上げられたパスタ、釜戸で炊き上げた外はカリカリ中はモチモチのピッザ、そして最後の香り高いエスプレッソなど。 イタリアの食文化を十分堪能することができました。 日本人観光客がほとんど訪れないオアスタでは、私たちのグループが珍しかったのか、最後に店員さんからピッザのサービスおまけまでついて、半日でも十分イタリアの魅力を堪能できた旅でした。
 
イタリアの半日観光を終えたあとは、一路シャモニにもどり、今日はスイスのジュネーブに滞在し、明日午前中の飛行機で日本に向かいます。 今回はいろいろな人とのご縁をいただいたお陰で、多くの発見と出会いに恵まれた旅でした。 シャモニには述べ4日間の滞在でしたが、中身は非常に濃く充実した内容でした。 日本のツアー旅行はとかく毎日移動しながら様々なところを見て回るものがいまだに主流ですが、滞在して感じてみたことは、最低3日くらい滞在しないと、その町の魅力など感じられるものではないと思いました。 朝散歩しているとき感じた焼きたてのパンのにおい、夕暮れ時のスーパーマーケットのにぎわい、その日の天気によってさまざまな表情を出すアルプスの山々。 シャモニは一週間以上滞在しても十分楽しめるだけの内容がありました。 シャモニには湯沢にない魅力が沢山あります。ですが、湯沢にはシャモニにない魅力も沢山あります。 問題はその魅力をどう伝えていくか。 それが町づくりの永遠のテーマです。 湯沢を住んでみたくなるような町、訪れてみたくなるような町にするにはどうすればいいか? お客さんの気持ちになってゆっくりと町歩きを楽しみながら、そんなヒントときっかけを沢山吸収した旅でした。


シャモニ・モンブラン研修旅行 4日目
昨日までのどんよりした雨雲がどこにいってしまったのか、3日前の予想通り、見事なまでの晴天に恵まれました。 今日はシャモニの一番の見どころである標高3842メートルのエデュ・デ・ミディに登ります。 標高1030メートルの麓駅から山頂まで標高差はなんと2800メートル。松林、岩山、氷河、岩壁と目まぐるしく変わる山の風景を眼下に見下ろしながら、わずか20分でゴンドラは山頂駅に到着します。 これだけの急激な高度変化で、具合が悪くなる人もしばしば。 実際に一緒のゴドラにのっていたアメリカ人のお客様は頂上についてすぐに、医務室へ運ばれて行きました。 しかし頂上のテラスからみたアルプス山脈の大パノラマは、言葉では表現できないほどの雄大さがありました。 ヨーロッパ最高峰の標高4800メートルのモンブランがまさに目と鼻の先に見えるのです。 山頂駅の降り口からはザイルやテントを担いだ重装備の登山家が次から次へと雪原に出ていきます。 雪原にはモンブランの頂上までの道のりにあわせて多くの足跡が残っています。います。 一歩足を踏み外すと岩壁を滑落してしまうほどの尾根を歩く登山者を目の前に見ることができます。また山頂には標高を意味した「3842」というフレンチレストランがあります。 ワインも常時100種類以上あり、ナイフとフォークで本格的なフランス料理を食べることができます。 生死をかけた登山者たちが雪原を歩いている姿を眼下に、暖かい暖炉でグラスワインを飲む。 これには大きなカルチャーショックを受けました。 行き過ぎた開発に異論を唱える人もいるとは聞きましたが、登山に対する考えの幅広さや文化の深さはさすがにシャモニだと感じました。

夕方からはホテルに戻り、シャモニ市の副市長ジャニー・クテさんと観光協会局長のベルナルド・プルドームさんのお二人にシャモニの観光行政についてのお話を伺いました。 年間約520万人泊が訪れるシャモニ市は通年型のリゾートで、その利用比率は冬と夏がそれぞれ40%、続いて春が15%、秋が5%が訪れます。 1700年代に世界で最初に山岳リゾートとして開発がされたシャモニ市。 その後1942年に開発せれた第一回冬季オリンピックを契機に、スキー産業が発達していったそうです。  年間4億円近い観光協会の予算は、そのほぼ半分が観光協会の職員の給料で、残りが海外へのプロモーション、コンベンションの誘致、マスコミの招聘事業等に使われているそうです。 山岳リゾート発祥の地として、観光協会の仕組みや理念も大変進んでいる印象を受けました。シャモニ市は観光事業をすべて観光局に委託し、民間から任命された観光局長は、観光協会にいる38名のスタッフを統括し、専任としてすべての事業を統括します。また主な意思決定については20名からなる評議会のメンバーで決議され、市長や市議、また民間から選出された役員などで行います。 観光協会が町の事業と一体になって事業を実施しています。 また事業については、シャモニの観光協会は「自然環境を保護」という基本コンセプトのもとに、4つのテーマにわけてプロモーション戦略を展開しています。 1つは自然環境保護を通じてのシャモニの資源のプロモーション、二つ目は近隣都市へのアクセスの良さを生かした拠点基地としての魅力のプロモーション、3つ目は世界14カ国に対して、それぞれの国の経済状況にあわせてたプロモーション、4つ目は多様化する顧客のニーズに対応する体験メニューの開発に関するプロモーションです。 予定を大幅に超えた約1時間半もの対談に話も進み、非常に中身の濃いインタビューをすることができました。

夕食はガイドをしてくれた神田さんご夫妻の家のホームパーティに呼んでいただきました。 お宅はシャーレとよばれるフランス独特の木造りの家で、庭からはシャモニの山がきれいに見える郊外の一等地です。 ご夫婦ともシャモニにきて30年近く住んでいるそうで、ご主人はプロの登山家として単身ヨーロッパにやってきて、長年山岳ガイドを務めたシャモニの山岳界ではかなり有名な方です。 また奥さんはテレビの取材や著名人のアテンドなどのオーガナイズツアーでヨーロッパ中を飛び回る大変忙しい方です。  神田さんご夫妻のあたたかいおもてなしで、鍋や牛肉の生ハム、ワインなどをご馳走になりました。 普通のツアーではありえないフランスのホームパーティーに呼んでいただいたご縁に感謝しながら、楽しい夜を過ごすことができました。 

シャモニ・モンブラン研修旅行 3日目
今日は午後から2件のホテルオーナーとの懇談を予定してあったので、町中から一番近いブリベントという山に出かけることにしました。 このゴンドラは、シャモニの中心部から一番近い位置にあり、山頂付近は不麓から頂上が見上げられるほどです。 使用するゴンドラはガーラ湯沢に設置されているゴンドラと同じようなタイプのもので、10人程度が向かい合わせで座り、随時運行しているものです。ゴンドラからの見える眼下の景色は湯沢温泉ロープウェイから見えるものと一緒でした。 頂上につくと、今度はもう一つの山の頂上までゴンドラに乗り換えます。 中間に鉄塔がなく、山と山をロープ一本で移動するこのゴンドラもガーラ湯沢と湯沢高原スキー場との連絡で使われるゴンドラとそっくりのものでした。 山のスケールは全く違えど、湯沢温泉とシャモニの意外な共通点に感動です。 標高2500メートルの頂上からアルプスの山々が360度見渡せる大パノラマが広がっていました。残念ながら霧と風が強く、モンブランも時折しかみることができませんが、目の前で雲が激しく変化したり、断崖絶壁の岩肌を見ているだけでも登山気分を味わうことができました。

麓に下りてきて、中華料理で軽い昼食をとったあとは、地元ホテルオーナーとの懇談会です。 まずはじめにお邪魔したのはスイス・パークホテル。 総客室数は50室、シャモニ観光協会の案内所のすぐそばにあるスイス資本のホテルです。 家族経営としてはシャモニでは一番大きなホテルだと話していました。 お話を聞いたのはご主人に代わってホテルを切りもりしている若女将さん、実は浅草や京都、石垣島、草津温泉などのべ3週間も日本に滞在したというかなりの親日家。 非常にフレンドリーで、私たちにいろいろなことを話してくれました。 彼女の案内で最近リニューアルしたばかりだという客室もいくつか見せてもらうことができ、ホテル経営での問題などもいろいろ伺うことができました。 
続いてお話を伺ったのは今日から2泊の予定で宿泊するホテルウスタレのオーナーのアニエスとベロニクのご姉妹。 もともと建設会社を経営する彼女の父が、8年前に投資を目的で建設したホテルを二人娘の彼女たちが引き継ぐことになったのが始まりとのこと。 こちらのホテルウスタレは客室数15室の三ツ星クラスのB&Bのホテル。 小じんまりした家族経営のホテルなので、スタッフの人たちも非常にフレンドリーでフランスの田舎町の生活も垣間見ることができます。 ホテルは彼女姉妹を含む総勢7名のスタッフで掃除から予約まですべて行っているとのこと。 少々びっくりしたのが、ホテル内にはダイニングの代わりにカフェがあり、スタッフが7名しかいないのにも関わらず、専属のパティシエがスイーツを自社で用意しているとのことでした。 彼女ご姉妹も口々に話をしていましたが、フランスは社会保障非が非常に高く、手取りの給料の4割程度を負担しなくてはいけないとのことでした。またバカンス法が定着しているフランスでは、年間で5週間を休暇として社員にあたえなくてはならないという規則もあり、こういう地方のホテルにとっては人件費がの負担が高く、社員を雇いづらいオーナは自らがホテルの切り盛りをしているということが多いとのことです。 このバカンス法があるゆえに、長期滞在することがレジャーとして定着しているフランス。  高い社会保障ではあるが、余暇の時間が長いフランス。 手取りの給料は高いが、時間がなかなか取りづらい日本。 会社の社長としての立場、社員としての立場、またはレジャー産業に関わる立場として、それぞれのものの見方で見てみても、一概にヨーロッパの長期滞在の文化がうらやましいとも言えないのかなぁと痛感しました。




シャモニ・モンブラン研修旅行 2日目
今朝は7時に目を覚まし、周囲を散策していました。 あたりが少しずつ明るくなるにつれ、山のスケールに驚愕しました。 ここシャモニ・モンブランは標高が1000メートルの町ですが、すぐそばには標高2000メートルから3500メートル急の山々がせり立っています。 山に囲まれているというより、谷底に町があるという感覚の方が近いかもしれません。 

パンとチーズが中心のフランス流の朝食を食べたあとは、さっそくトレッキングに出発です。 ホテルのコンシェルジュに天気を確認してもらうと、今日から2日間は曇りが続き、、土曜日は晴天になるとのこと。 標高3800メートルのエギュ・ディ・ミディは明々後日に変更することにし、今日は2000メートルのモンタンベール地区に出かけることにしました。 シャモニのゴンドラや登山鉄道は日本に比べると高価で、どこも一往復で4000円くらいします。 しかし観光協会が販売する乗り放題の「マルチパス」という周遊きっぷを購入すると、ほぼすべてのゴンドラが3日間で10000円くらいで購入可能になります。 1日1回どこかのゴンドラを使えばもとがとれる計算です。 このマルチパスはスキーシーズンやウィンターシーズンが関係なく販売されているそうですので、スキーヤーにとってはとくにお得なパスのようです。

モンタンベールは町からのアクセスもよく、登山鉄道を使うと山麓駅から山頂駅までわずか30分で登ることができます。 山頂からは見る景色はアルプスの大パノラマが広がっています。 目の前には、天高くそびえたつ山々の岩肌、眼下にはモンブランの大氷河。 このスケール感は写真や言葉ではとても表現することができません。 山頂からロープウェイで少し谷底に下ると、この大氷河にはの一部にほられたトンネルがあり、その中を歩くことができます。 幻想的な洞窟内を歩き、何万年も前の氷に直接触れることができました。 地球温暖化の影響もあり、氷河は年々劇的に少なくなっているそうです。 

今回のシャモニでの4日間の滞在では、2か所のホテルに泊まります。 初めにお邪魔したアルベールプリミエは、100年近い歴史のある家族経営のプチホテルです。 館内はアルプスの山小屋をイメージした木造づくりでありながら、現代のアートを織り交ぜた非常にセンス良い内装でした。 ホテルは政府登録の4つ星を取得しているシャモニでも最高クラスのホテルです。 またここのオーナー自らがシェフを務めるホテル内のレストランはミシュランガイドで2つ星も取得しているという超人気店でもあります。 

このホテルでのコースディナーを食べる前に、これから5代目のオーナーとなるペリーヌさんという30歳の女性からホテル経営についていろいろとお話を伺うことができました。 大学を卒業後、実家のホテルを継ぐことになり、両親に代わって経営を任されているという方でした。 センスの良い内装と細かな気配りのサービスなど、自身が中心となってホテルを隅々まで管理されているということでした。 同じ同業者ということで、お客様の動向やホテルを運営する上で苦労していること、またご主人との関わりなど1時間にわたってお話を聞くことができました。 日本の温泉旅館とシャモニのリゾートホテルでは全く違う環境ではありますが、ペリーヌさんと話をしていると、業界の苦労や地域に対する情熱など共感できる部分が数多くありました。 「お客様には高級ホテルというイメージで思われていますが、私たちの原点は「家族経営」にあり、その温かさをお客様に伝えることを大事にしています」という言葉が特に印象的でした。



シャモニ・モンブラン研修旅行
湯沢を出発してから遠路24時間、ようやくフランスのシャモニ・モンブランにつきました。
到着したのが現地時間で夜9時すぎでしたのでモンブランの雄大な景色はまだ見ることができませんが、ひんやりした山風や森の木々の香りは体中に伝わってきます。湯沢の明日を支える!?湯沢温泉旅館組合青年部6名のメンバーでこれから5日にわたり、シャモニ・モンブランを魅力を研究していきたいと思っています。

「世界的な山岳リゾートを感じてみたい」というのがそもそもの旅の動機のでした。 今年の1月に新潟県の旅館のメンバーと参加したスペインのマドリッド市で開催された世界最大級の旅行博「フイトュール」で新潟ブースを出展した際に、観光に対する世界に国々の意気込みと取り組みの深さに圧倒されたことが発端でした。 新潟には世界に類がない観光資源があるにも関わらず、日本の観光が世界の観光産業から一歩も二歩も立ち遅れていることに非常に悔しかった想いがありました。 特に湯沢という土地柄を考えたときに、雪国で培われた独特の文化、豊富な山岳資源、そして高度なインフラ環境が整っており、世界のリゾートと十分に渡り合えるとの確信があります。 だからこそ世界的な山岳リゾートを実際に目で見て、立ち遅れている理由をしっかり見出したいと思って企画しました。

世界的に集客をしている山岳リゾートの代表格、シャモニ・モンブランのまちづくりはどのようにしているんだろうか? 1週間以上かかる日程に加え、自分の抱えている仕事を社員や他のメンバーに任せて出かけることに申し訳ないという気持ちはあります。しかし、百聞は一見にしかず。 10年先の湯沢町や雪国観光圏の発展を考えると、今こそ本物を体験し、そこで感じることをどう他のメンバーや自社にフィードバックすることがが何よりも重要だと思いました。 今後5日にわたり、シャモニ観光局の局長や市長に町づくりについてヒアリングを実施したり、個人経営をされているホテルのオーナーからは同業者としての宿泊業界が抱えている問題などをヒアリングすることを計画しています。また現地に来ている世界中の観光客にもなぜシャモニを選んでいるのかなどをヒアリングを行っていきます。 軽い気持ちで企画した研修旅行でしたが、いつの間にか大がかりな研究旅行となってしまいました。 

明日はロープウェイで一気に標高3800メートル別天地、エギュー・ドゥ・ミディに向かいます。 







2010年新卒採用について
今回は採用のご案内です。

2010年採用の会社説明会を下記の日程にて開催いたします。
HATAGO井仙のプロジェクトに興味がある方はぜひご参加ください。

日時 2009年8月5日
   受付   10:00〜
   説明会  10:30〜12:00
   合同面接 13:00〜18:00予定

場所 東京国際フォーラム G棟4Fにて

詳細についてはリクナビ2010にて掲載しております
http://rikunabi2010.yahoo.co.jp/bin/KDBG00100.cgi?KOKYAKU_ID=0565884001

HATAGO in SPAIN 2
今はスペインからフランス・パリへの飛行機の移動中です。 先日まで参加したFITUR2009日本ブースでの新潟のプレゼンテーションは、思いのほか大勢の方々から注目される大盛況の展示になりました。 マスコミや旅行会社の人、また日本への旅行へ計画中の方など多くの方々に問い合わせをいただきました。、また当日会場で一緒に手伝ってくださったJNTOや日本大使館のスタッフ、そして現地の日本人会の皆さんとも接点を作ることができたことも意義あることでした。 しかし私にとって何よりもの収穫は、世界規模の旅行博に展示している他の国々の展示内容を肌で感じられたことでした。 今回参加している多くの観光地は明確なコンセプトをもち、お客様を誘致する手法がしっかりと確立されています。 名前を聞いたことがないような国であっても素晴らしいプレゼンテーションができていたりします。 残念ながら日本や新潟で展示している内容は、多くのお客様に興味を持たせることはできても、具体的な商品としてセールスにつながる内容ではありませんでした。 ビジョンや手法が他の国々に劣っていたことがとても悔しくてなりませんでした。 私たちが当たり前だと思っていた1泊2日型の観光は、世界基準で考えるとかなり特質な形態なものです。 日本流の観光はいわばスタンプラリー。 限られた時間の中にどれだけ内容を凝縮させて各地を回るか。 それに対して世界基準の観光は「過ごし、学び、成長する」ことに基準を置いています。 大事なものはそこに何があるかではなく、そこで何を体得できるのかということをお客様に伝えられるかということです。 その点においては日本と他の諸外国と比べて大きな開きがあるように感じました。 もちろん観光資源の在り方や地理的な要因、マーケットの違いはありますが、ベースとなるコンセプトは、世界に対して何が誇れ、それをあこがれるお客様に何を体得させることができるのかということが明確でなければ、世界の強豪に挑戦するどころか、国内やアジアのお客さんにさえ見捨てられてしまうと感じました。 今回のFITURへの参加はこの雪国ブランドを立ち上げるための大きな気付きをプレゼントしてくれたように思いました。 


HATAGO in SPAIN
HATAGO in SPAIN

ただいま新潟県内の旅館仲間と総勢30名でスペインの旅行博とパリでの雪国と温泉展への出展でやってきました。 まずはじめに参加したスペインでは、FITUR2009とい世界第2位の規模を誇る旅行博での出展です。 会場の広さは東京ビッグサイトの3倍くらい、開催期間中に15万人もの人たちが訪れます。 スペインはフランスやイタリアに続く観光大国。 多くのエージェントやお客様を誘致するために、FITURではスペイン各地の観光地だけでなく世界中の国々からのプロモーションでやってきます。今回私たちはJNTOとスペイン大使館が借りている日本ブースの一角を間借して、ふるさと新潟と雪国をPRしにやってきました。 もちろんスペイン語での会話がメインになりますが、英語が話せるということ今回は私と妻の二人も選ばれて参加いたしました。 会場内での食材については井仙で使用しているものを持ち込み、魚沼産のもち米を使ってもちつきをやったり、井仙で出している世界で一番高級な米と言える「魚沼産コシヒカリ」やんまやの味噌漬けなどを試食として食べていただきました。 この日はマスコミとエージェントが中心だったので、かなり内容の濃い1日ではありましたが、参加したスペイン人たちは予想以上に日本のことを知っている人が非常に多いというのにびっくりでした。 地球の裏側に住んでいるにも関わらず、新潟の話をしたとたんに、錦鯉と牛の角付きの話聞かれた時にはびっくりしました。 それも1人ではなく、5人ぐらい(笑) 確かに闘牛の文化があるスペインですから角付きはなんとなく興味があるのも分かりますが、錦鯉がこんなにポピュラーだったとは知りませんでした。

こんな取組を一週間に渡って実施しています。 新潟日報の記者の方も今回同行取材ということで一緒に回っています。 まずは明日の新潟日報の一面に今回の取り組みが紹介される予定ですので、ぜひ読んでみてください。


田んぼの大運動会
今年も新米が入りました。 秋は魚沼が一番活気づく季節です。 黄金色に輝く稲穂には今年も魚沼産コシヒカリが実をつけています。 市内のあちこちの数千万円する大型機械で刈り取りをする専業農家から、昔ながらの手作業ではさぎがけという手法で天日で干す農家まで、さまざま。 それぞれが、それぞれの想いで半年間育てた稲を刈り取る風景を見ていると、魚沼人のプライドと情熱をかけたまさに田んぼの大運動会といった雰囲気です。

巷では事故米使用や米の偽装問題のニュースが毎日のように流れています。 隣の中国からは農薬入りの餃子やメラミン入りの食材のニュースが。。。 高度に発展した流通のお陰で、世界中のいろいろな「旨いもの」が食べれるようになった反面、こうした発展が信じられないような食材まで流通させてしまった現実を私らはもっと真摯に向かい合わなくてはいけないと思います。 「安くて、うまくて、ボリュームたっぷり。。。」の料理には何かからくりがあるわけで、今回の事件は値段と内容だけを追求する我々消費者への警鐘のように感じます。 

日本人は弥生時代から米作りに携わってきました。春になれば苗をつくり、夏の日照りに水を工面し、秋には収穫を迎える。 その一年のサイクルの中でごくあたりまえに生活し、食していたことがいつの時代にこうなってしまったんでしょうか。。。食は人の手で作り、人に食べてもらうものだということを忘れてしまったらこんなに恐ろしいことはないですよね。 いつか人間は機械油で動く生物になるのかもしれませんから。

秋晴れの中で繰り広げられる田んぼの大運動会。 そんな光景をみていると、米をもっとかみしめて食べなきゃいけないように思います。

万能ナイフな宿
先日、新潟市内で知人のライターの紹介で、2名のウェブデザイナーとランチミーティングをしてきました。 HATAGO井仙のウェブページをリニューアルするに際して、もっと井仙らしさをわかりやすく表現するためにはというテーマで2時間ほどのミーティングをいたしました。 2005年のリニューアル以来、マーケティングにおいては表面には見えない部分で大きく変化してきました。 とにかくオリジナリティーと意地を追求した1年目、独りよがりの宿にならないように心にブレーキをかけた2年目、そして宿としての真価が問われる3年目を迎えた今年。 宿の個性と自分の哲学を重視するのか、お客様のニーズにあわせた柔軟さを重視するのか、ある意味で悩みはじめてきた部分でもありました。 そんな中でウェブデザイナーに言われたことは「井仙さんのホームページはこの若旦那ブログがなければ、井仙そのものが分からなかったとの一言」

年に数回しか更新しないさぼり倒しのページ。。。。だけど井仙そのものの「背骨」として読んでくださる方がいる。 旅館での滞在イメージや過ごし方も大切な情報ですが、それ以上にお客様は宿の「心」を探している。 宿にとって「心」とは理念。 理念は商品コンセプトの原点であり、スタッフサービスの指標。 理念が統一されていればこそ、シンプルであるこに意味がある。 

万能ナイフのように一見変哲もないシンプルなデザインだが、いろいろな使い方ができる宿。 ドイツのクラフトマンシップが育んだ工芸品のように、アメリカの合理主義が生んだアイポットのように、世界の名品と呼ばれるものはシンプルなデザインで長く使えるもの。 井仙が目指す宿づくりとはそんなモノづくりなんだなぁと痛烈に感じました。  矛盾だらけの旅館業界、どうやって自分の生き方をしようかと、日々宿づくりと自分について悩み苦しみ、考えてきました。 真価の問わる3年目は私が旅館業界に入って11年目。 ようやく自信をもって人に伝えることができる一つの答えが見えてきたように思いました。

抜群のスノーコンディションですが。。。
今年の冬は例年よりも変わっています。 昨年同様今年も降雪量は少なめなのですが、気温はかなり下がった日が続いています。 そのためスキー場のコンディションはまるで北海道のようなパウダースノーを体験できますし、毎日の日課である雪かき作業も軽減されて、いいことづくめなんですが。。。。
ちょっと違うんですよね。 ここ魚沼は日本で一番の豪雪地区。 空からひっきりなしにぼたぼたと雪がつもり、雪深いのほんやらあったかい。 そんな土地で生活してきた私にとっては今年の冬は何かが違うように思います。 降雪量がすくないと、山にしみ込む雪解け水も少ない。 そのことで春先の山菜やコシヒカリへの影響も心配になってきます。 

春の新メニューができました
4月から春の新メニューを用意しました。 お客様アンケートで特にご指摘いただきました「味付けや構成はよいんだけど、とにかく量が多い」という指摘を受けまして、春はカロリーを控えめの野菜中心のメニューにしました。 運用して2週間、評判は上々です。 

メインディッシュは3種類の中から選ぶ形となりますが、お勧めはなんといっても「天ぷら」です
雪深い魚沼地方の山菜はやわらかく、風味が他のどのものよりもよいのが特徴です。 この旬の山菜をおいしく召し上がれるには天ぷらがなんといっても一番です。 是非本物の山菜の天ぷらを食べに春にお越し下さい。

旅籠のウェブ、本日リニューアルしました。
長ーいブランクの末、ようやく旅籠のウェブサイトをリニューアルしました。 去 「なんとか旅籠の個性をもっと伝えたい」「もっとこだわりたい」っていう気持ちが強ければ強いほど、どんどん自分の中では頭が一杯になってしまうし、中途半端なことができないというプレッシャーもやってきます。 昨年の10月にオープンして依頼、とにかく旅籠を形にすることで手一杯だした。 

しかし、ふと感じました。

私がこだわりを持つ以上に、お客さんも同じくらいこだわりをもってうちの宿に泊りに来て下さる。 だったらそんなお客さんのこだわりを表現してあげるのも宿屋として大切なことなんじゃないかなって。。。 
私たちのこだわりにお客さんが共感してくれる。 そして井仙で一時を過ごしてくれたお客さんが、自分たちの過ごし方や考えを井仙にもたらしてくれる。 そんな対話の中、宿作りができたら、どんなにすばらしいことじゃないかって。。。

ですから今回のウェブページは意図的にセールス的な要素をできるだけ排除し、私自身やウェブ担当のスタッフの個人の考え方を出した「リアルで、そのまんま。」のウェブページを出すようにしました。 ですからよくある旅館のウェブページのように「おもてなしの心」みたいな文字がフラッシュで動くこともありませんし、化粧をばっちりした女将さんの顔写真があるわけではありません。 そしてウェブを管理する私自身、ライターでも写真家でもありません。 まさに「そのまんま。」のウェブページです。 

そんな趣旨で制作しておりますので、多少分かりにくい点もあるかと思いますが、なにとぞご協力をお願いいたします。  そして是非ともありのままの魚沼地方と越後湯沢温泉、そして井仙にお越しいただき、お客様の感想やご意見などをお聞かせいただければと思います。
 

むらんごっつぉは是非ご予約で。
1月の大雪が嘘のようにここ2週間はまったく雪が降らない状態です。 あれだけ苦しめられた雪ですので、ここにきて気候が安定してきても、雪がなくなって寂しいというよりも、やっと春になったかなという気持ちの方が強いです。。。

魚沼キュイジーヌむらんごっつぉも3月より大幅にメニュー構成を変更しました。 オープン以来、メニューの大幅変更はなんと5度目。 ほぼ月一回のペースで内容がガラリと変わっています。 それだけ調理場が試行錯誤の連続で、毎日チャンレンジングです。 オープン当初は8品の設定でしたが、今はむらんごっつぉコースは14品。 セミコースでも8品という内容です。 ランチは当初4品でスタートしたものが、2回の大幅リニューアルで現在は12種類。 夜のアラカルトメニューに関しては6品でスタートしたものが、現在では20種類のメニューを取り揃えています。 それに朝食が8品+バイキングメニュー5品なので、一日に50種類の料理を作っている計算になります。 

当初告知がまったくできていなかったむらんごっつぉも口コミで何度もリピートしてくれるお客様も増えてきました。 利用されるお客様も毎月のように増えています。 そんな中で、これだけの品数の料理を作り、また毎月のように変わるメニューに対応しているため、どうしても毎日同じようにお客様を受け入れるのが難しくなってきています。 コース料理を優先でレストランを営業していますので、当日でも利用できるアラカルトにてご利用のお客様は、準備状況とコース料理または宴会場での茶間料理の予約状況では、ご利用をお断りするケースも最近では多くなってきました。 私たちが自信をもって提供するむらんごっつぉのメニューですし、お客様も楽しみにこられるので、できるだけお受けいたしたいとおもっているのですが、できあいのもので数だけをこなすような食事は提供したくないというポリシーは譲れません。 むらんごっつぉをご利用のお客様、お手数ですがご利用の際は是非ともご予約でお席をご用意させてください。 ご予約のお客様にはなるべくリクエストに応じたお料理をご提供させていただきますので。。。m(__)m

今年度の湯沢町のパンフレットに掲載されます
2月も残りあと10日。 つい先日まで大雪で、かまくらの中で生活しているような気分でしたが、ここ何日間は春のような陽気が続いています。 

そんなぽかぽか陽気の今日は玄関の前で来年の湯沢町の観光パンフレットの取材がありました。 幅2.7メートルもある大型の暖簾越しに、モデルのミス駒子がでてくるという設定です。 暖簾に書かれている「湯沢ゆうゆう仲間」というのは昨年からの湯沢町の観光コンセプト。 思い思いの仲間たちと、湯沢を自由気ままに楽しもうという意味が含まれています。 毎年、湯沢町の観光ポスターは大手広告代理店が入り、企画から広告まで一手に引き受けて行います。 しかし、業者の見直しで3年に一度は大幅に内容がかわってしまいます。 因みにその前は「トンネルの向こうへ」というタイトルで小説雪国のイメージと雪国の非日常間を意味したコンセプトでした。 こうコロコロと町の観光コンセプトが変わってしまうと、私らのようにここに宿を構え、それこそ10年後いや20年後になるかもしれない宿のコンセプトを作り、それにあわせた施設を構えてしまうものには大変つらい状況になってしまいます。 町の方針やコンセプトは少なくとも10年は変えない覚悟で、しっかりとしたものを徹底する意思がほしいところです。 各施設と町全体のイメージやコンセプトは統一していかないと、なにより一番迷惑をかけてしまうのは、イメージどおりの受入れ態勢ができていない観光地を訪れるお客様なのですから。 

宿は宿であってそれだけで旅が簡潔するわけではないとおもっています。 もちろんよい宿であることは商売をする上で必要不可欠ですが、お客様はよい宿に泊まりに来るためだけに、旅行に出かけるわけではないように思います。 よい宿があり、よい町があり、そしてよい地域の人がいる。 すべてにおいてバランスよく組み合わさってこそ「旅」のおもしろさって生まれるじゃないですか。 今年の「湯沢ゆうゆう仲間」のパンフレットでは、町の人たちがモデルとなり、住民みんなでおもてなししようという意図が含まれています。 観光を生業としている私らのような業種もいれば、まったく観光とはかかわりのない職業についている人もいます。 しかし、湯沢って町を好きだという気持ちはだれも同じだろうし、自分たちの大好きな故郷を気に入ってもらえるってことは商売関係なく、うれしいことじゃないですか。 そんな湯沢好きな仲間がどんどん増えることを期待して、今年の「湯沢ゆうゆう仲間」よろしくお願いします。




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